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Landscape - エンジニアのメモ 2006-04-13

XCOPY コマンドでディレクトリとファイルの再帰的なコピー


* XCOPY コマンドでディレクトリとファイルの再帰的なコピー

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Windows のコマンドプロンプトや MS-DOS プロンプトで、ディレクトリとファイルを再帰的にコピーしたい。できれば「読み取り専用」などの属性やタイムスタンプも保持してコピーしたい。

Unix だったら tar や cp -R を使うところ。Windows では XCOPY を使えばいいようだ。以下のようにした。

xcopy /S /E /F /G /H /R /K /Y SOURCE DESTINATION

SOURCE から DESTINATION に再帰的にコピーする。上記で指定したオプションの意味は以下のとおり。

/S と /E は、ディレクトリが空でも再帰的にコピーするために指定。
/F は、コピーしたファイル名を表示するために指定。
/G は、暗号化されたドライブを超えてコピーするために指定。
/H は、隠しファイルやシステムファイルなどをコピーするために指定。
/R は、コピー先に読み取り専用ファイルがあってもコピーするために指定。
/K は、ファイルの属性をコピーするために指定。
/Y は、上書き確認を表示しないようにするために指定。

- XCOPY コマンドのヘルプ

以下、WindowsXP SP2 付属の XCOPY コマンドのヘルプ。

C:\>xcopy /?
ファイルとディレクトリ ツリーをコピーします。

XCOPY 送り側 [受け側] [/A | /M] [/D[:日付]] [/P] [/S [/E]] [/V] [/W]
                      [/C] [/I] [/Q] [/F] [/L] [/G] [/H] [/R] [/T] [/U]
                      [/K] [/N] [/O] [/X] [/Y] [/-Y] [/Z]
                      [/EXCLUDE:ファイル1[+ファイル2][+ファイル3]...]

  送り側      コピーするファイル (複数可) を指定します。
  受け側      新しいファイルの位置や名前を指定します。
  /A          アーカイブ属性のファイルのみをコピーし、属性は変更しません。
  /M          アーカイブ属性のファイルのみをコピーし、アーカイブ属性を解除
              します。
  /D:月-日-年 指定された日付以降に変更されたファイルをコピーします。
              日付が指定されなかったときは、送り側の日付が受け側の日付より
              新しいファイルだけをコピーします。
  /EXCLUDE:ファイル1[+ファイル2][+ファイル3]...
              文字列を含むファイルの一覧を指定します。各文字列はファイルの
              中で別の行でなければなりません。
              文字列がコピーされるファイルの絶対パスの一部と一致した場合、
              そのファイルはコピーから除外されます。たとえば、\obj\ を指
              定するとディレクトリ obj の下のファイルはすべて除外されます。
              .obj という文字列を指定すると .obj という拡張子のファイルは
              すべて除外されます。
  /P          受け側のファイルを作成する前に確認のメッセージを表示します。
  /S          空の場合を除いて、ディレクトリとサブディレクトリをコピーします。
  /E          ディレクトリまたはサブディレクトリが空であってもコピーします。
              /S /E と同じ意味です。/T と同時に指定できます。
  /V          書き込んだ各ファイルを検証します。
  /W          キー入力があるまでコピー開始を待ちます。
  /C          エラーが発生してもコピーを続けます。
  /I          受け側がなく複数のファイルをコピーする場合、受け側をディレク
              トリとしてコピーします。
  /Q          コピー中ファイル名を表示しません。
  /F          コピー中送り側と受け側の全ファイル名を表示します。
  /L          コピーされるファイル名を表示します。
  /G          暗号化をサポートしない受け側に、暗号化されたファイルをコピーす
              ることを許可します。
  /H          隠しファイルやシステム ファイルもコピーします。
  /R          読み取り専用ファイルを上書きします。
  /T          ファイルはコピーせずにディレクトリのみを作成します。ディレク
              トリまたはサブディレクトリが空の場合は除きます。/E と使用すれ
              ばディレクトリやサブディレクトリが空でも作成されます。
  /U          受け側に既に存在するファイルだけをコピーします。
  /K          属性をコピーします。通常の XCOPY は読み取り専用属性を変更し
              ます。
  /N          生成された短い名前を使用してコピーします。
  /O          ファイルの所有権と ACL 情報をコピーします。
  /X          ファイルの監査設定をコピーします (/O を含む)。
  /Y          受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示
              しません。
  /-Y        受け側の既存のファイルを上書きする前に確認のメッセージを表示
              します。
  /Z          再起動可能モードでネットワーク ファイルをコピーします。

環境変数 COPYCMD にスイッチ /Y を設定できます。
これは、コマンド ラインの /-Y で無効になります。

これでエクスプローラを使って手作業でやってたディレクトリコピーをバッチファイル中に記述できる。仕事が一つ減って、かつ間違いが発生しなくなった。よかったよかった。

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斎藤 宏明。エンジニアです。宇都宮市に住んでいます。
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