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Landscape - エンジニアのメモ 2003-04-17

Postgres バックアップスクリプト version 1.1


* Postgres バックアップスクリプト version 1.1

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postgres の pg_dump のデータが溜まりすぎて、DAT にバックアップできなくなっていた。
2002-09-11 に書いた Postgres バックアップスクリプトに n 日以前のファイルを消すという処理を追加し、以下のようにした。また、バックアップ対象 DB を psql -l から取得するようにした。

pg_dumpall を使っていないのは、ラージオブジェクトを扱うためと、データベース毎にバックアップファイルを分けたかったから。

動作を確認した環境は PostgreSQL 7.2.1 + TurboLinux 6.5 Server だ。凝ったことはしていないので、バージョンが異なっても動くはずだ。cron に仕込んで夜間バッチなどで動かすときは、postgres 関連コマンドやディレクトリへのパスを設定するのを忘れずに。以下のスクリプトでは、 # Setting の部分で 環境変数を設定している。

#/bin/sh

# PostgreSQL database backup script
# Version 1.1 [Apr. 17, 2002] Add routine: deleting exipired files.
# Version 1.0 [Sep. 10, 2002] First release.
#  Saito Hiroaki  <example@example.com>

# * Feature
# Dump to DATABASE_NAME_YYMMDD.pgdmp.
# Delete expired pgdmp file.
# Output log.

# Setting
PATH="$PATH":/usr/local/pgsql/bin
PG=/usr/local/pgsql
export LD_LIBRARY_PATH="$LD_LIBRARY_PATH":$PG/lib
export PGLIB=$PG/lib
export PGDATA=$PG/data

# Get all DB name
TARGET_DB=`psql -l -P format=unaligned -P fieldsep=, -P tuples_only |perl -F, -lane "if (@F[0] ne 'template0') {print @F[0]}"`

DIR=/home/postgres
LOG=$DIR/pgdump.log
BACKUPDIR=$DIR/dbbackup
EXPIRE_DAY=90

# Main routine
echo "pg_dump start." `date` >>$LOG
date=`date +%Y%m%d`

for db_name in $TARGET_DB
do
  DUMP_FILE_PATH=$BACKUPDIR/${db_name}_${date}.pgdmp
  /usr/local/pgsql/bin/pg_dump $db_name -b -o -Fc > $DUMP_FILE_PATH 2>>$LOG
  echo "Database $db_name backup complete." `date` >>$LOG
done

echo "pg_dump complete." `date` >>$LOG

echo "Delete expired pgdmp file start." `date` >>$LOG
find $BACKUPDIR -type f -daystart -mtime +$EXPIRE_DAY |xargs /bin/rm -f
echo "Delete expired pgdmp file complete." `date` >>$LOG

私はこのスクリプトを postgres スーパーユーザの crontab に仕込んで毎日実行している。postgres スーパーユーザ以外で動かすこともできるとは思うが、データベースにアクセスするためにパスワードを要求されたりするかもしれず、いろいろ手間がかかりそうな予感。管理者権限を使いたくないという意見もあるかもしれないが、バックアップというのは本来管理者やオペレータが行う作業だし、素直に postgres スーパーユーザで実行してしまった方が楽だ。

「一般ユーザとして全部のデータベースをバックアップする」という状況ってあまり考えられない。どうしても管理者権限を使いたくないなら、以下のオプションを使ってできるんじゃないかと思う。試してないけど。
-U, --username=NAME      connect as specified database user
-W, --password          force password prompt (should happen automatically)


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